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もしも明日、この世界が終わるとしたら 01  著:漆原雪人

角川スニーカー文庫
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終わりゆく世界を前に、少女は願う。

かつて英雄が愛し、そして救った世界。

余命はおよそ一年。

たとえ、私が死ぬことでしか世界が救われないとしても。

「大咲空さん。どうか、お願いします。この世界を救ってもらえませんか?」

「あなたはかつて、この世界を救った“英雄の生まれ変わり”なんです。」

終わりゆく世界を前に、少年は自問する。

召喚されてからこの世界で過ごした、少女との日々。

ちょっぴりドジで、すぐ拗ねる。

でも、たまに見せてくれる笑顔が嬉しくて。

この世界と、たった一人の大切にしたい女の子。

どちらか片方しか救えないのなら。


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