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もしも明日、この世界が終わるとしたら 02  著:漆原雪人

角川スニーカー文庫
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世界が終わりを迎えるまで、およそ一年。

英雄の生まれ変わりとして召喚された大咲空は、この終わりゆく世界で過ごす中で、魔法使いの少女ユーリに恋をした。

学園の襲撃やユーリの暴走、数々の困難を乗り越えた空は、ついにユーリへと想いを伝え。

「アイ? 言葉の意味は知っていますけど『好き』とは少し違うものですよね?」

「うーん。それじゃあ、『好き』と『愛』との違いを一緒に勉強してみようか」

「えっ?い、一緒に?」

限られた刻の中で少しずつ距離を縮める二人の前に現れたのは吸血鬼の少女。

自分と違って積極的に空へ“好き”を伝えるその存在に、ユーリは次第に焦りを募らせ、恋することの意味を知っていく。


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