育ちざかりの教え子がやけにエモい 01 著:鈴木大輔ガガガ文庫2022.06.11ガガガ文庫ラブコメディ[本ページはプロモーションが含まれています] 「ねね、お兄って童貞?」 「ノーコメント」 椿屋ひなた、14歳。 新米教師の俺、小野寺達也が預かる生徒であり、昔からのお隣さんだ。 とびぬけて発育がよく、容姿にも恵まれた彼女は、何かとウワサの種になりがちで。 「あいつ絶対ヤってるっしょ」 「もう大人じゃんアレ」 「小学校の時に三股かけてたって」 「ていうかヤらせてほしい」 「ラブホに入るところ見たよ」 「キレーだね。正直やばいね」 「なんか特別だからあの子って。身構えちゃうよ誰だって」 だけど本当の彼女は、見た目よりずっと幼かったりする。 「ねえねえお兄。だっこして、だっこ」 「しません。お前ももういい歳なんだから」 「えーなんでー!? 昔みたいにだっこしてよぅ。ねえねえ、だっこだっこー!」 大人と子どもの間で揺らぐ、この瞬間にしかない輝き。 ひとあし先に大人になってしまった者にとって、それは直視しがたいほどの目映さで。 「ていうかお兄って童貞?」 「やめなさい中学生がそういう質問するの」 いつか遠いどこかへ羽ばたいていくこいつを、せめて今だけは支えてやれるように。 今日も俺は、椿屋ひなたと向き合っている。 “育ち盛りすぎる中学生”とおくる、エモ×尊みラブコメ!▼ 詳しくはこちらから ▼育ちざかりの教え子がやけにエモい 01posted with ヨメレバ鈴木 大輔/DSマイル 小学館 2020年04月17日楽天ブックスAmazonKindle7nethonto紀伊國屋書店ebookjapan